全樹脂電池を用いた蓄電システムを提供することで、再生可能エネルギーの普及に貢献していきます

全樹脂電池は、活物質に樹脂被覆を行い、樹脂集電体に塗布をすることで電極を形成している、名前の通り部材のほぼすべてを樹脂で構成した新型リチウムイオン電池です。独自の製造プロセスにより、従来のリチウムイオン電池よりも工程を短縮することで、製造コスト・リードタイムの削減を実現するとともに、これまでにない高い異常時信頼性とエネルギー密度を実現しています。部品点数が少なくて済むバイポーラ積層型で、樹脂で構成しているため、電極の厚膜化が容易に行え、セルの大型化が可能で形状自由度が高いことも特長です。

• 技術・研究・製品の特徴
  ・高いエネルギー密度
  ・異常時の信頼性　
• その技術で世の中の問題がどの様に変化するか
  全樹脂電池はエネルギー密度が従来型のリチウムイオン電池と比較しても高く、再生可能エネルギーや電気自動車をはじめとする環境に配慮したエネルギー技術との相性が良いと考えております。
• 用途（使用）例または将来的な活用例
  全樹脂電池は用途に合わせた自由な形状設計が可能であり、 様々な領域での活用を目指しております。現在は、水中で活動するロボットである自律型無人潜水機などで実証実験を実施しています。量産開始後には、太陽光や風力発電など再生可能エネルギーに接続する、全樹脂電池を用いた蓄電システムの提供を目指しています。