車両の電動化に対応したカーエアコン用コンプレッサーの開発

電動車の暖房性能を飛躍的に向上させるコンパクトなインジェクション機構付き電動圧縮機


この圧縮機(コンプレッサー)は、電動車の暖房性能を飛躍的に向上させる複雑なインジェクション機能部品を、一つのユニットに集約させ、ハウジングに積層させたコンパクトなインジェクション機構付き電動圧縮機です。 車載用圧縮機の中でも、電動圧縮機へのインジェクション機構追加を簡素に、かつ低価格で実現したことにより、量産車世界初※のインジェクション機構付き電動圧縮機として、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)に採用されています。 これにより、極低温でもエンジンを作動させない電動走行が可能になり、EV走行の航続距離延長に貢献するとともに、排出ガス低減によるCO2の削減にも繋がっています。

※当社調べ

  • 技術・研究・製品の特徴
    (1)コンパクトに機能集約したインジェクションユニット
    (2)車載用で実績あるシール構造の流用
    (3)インジェクションユニットの積層配置
  • その技術で世の中の問題がどの様に変化するか
    近年普及する電動車は、暖房熱源として利用できる廃熱が少なく、暖房熱源を確保するためにエンジンを作動させたり、電気ヒーターを使用することがEV走行距離を低下させる要因となっている。 従来の消費電力の少ない高効率暖房であるヒートポンプ暖房に、車載に適した構造のインジェクション機能を追加することで、ヒートポンプ作動温度範囲を約-10℃ まで拡大し、電気ヒータ暖房に比べて、EV走行距離を2倍に延長した。このことにより、さらに今後、環境にやさしいPHEV・BEVの市場拡大に貢献いたします。
  • 用途(使用)例または将来的な活用例
    ヒートポンプの作動範囲を-10℃以下に拡大、冷房能力向上に転用

株式会社豊田自動織機

EV、燃料電池他

会社情報
所在地
愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地
設立年月
大正15(1926)年11月18日
業種
輸送用機器
事業内容
繊維機械、産業車両、自動車・自動車部品の製造・販売
企業ホームページ
問い合わせ先

セミナー情報

車両の電動化に対応したカーエアコン用コンプレッサーの開発

EV、燃料電池他
セミナー概要

電動車向けに開発した、ヒートポンプの暖房性能を飛躍的に向上させる複雑なインジェクション機能部品を一つのユニットに集約させ、ハウジングに積層させたコンパクトなインジェクション機構付き電動圧縮機(コンプレッサー)をご紹介します。


セミナー日時
15:50~16:10

登壇者

株式会社豊田自動織機
コンプレッサ事業部 技術部 グループ長
椿井 慎治 氏

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